momentum2は最強なのか。
確かにこのモデルを最強ワイヤレスイヤホンと位置づけているガジェットレビュアーは多いです。
『それなら実際に体験してみよう』
そう思って買ってみたmomentum2を正直にレビューしていきます。
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2内容と機能
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 2は税込価格36,300円(Amazon公式サイト)と
完全ワイヤレスイヤホン市場ではかなり値段が高い、ハイエンドイヤホンにあたるモデルです。
正直、学生である私が購入するには少し勇気のいる価格でした。
それでは性能・付属品などを見ていこうと思います。
本体と付属品
momentum2にはイヤホン本体とケースの他に
- Type-cケーブル
- 4サイズイヤーピース
が付属しているだけのシンプルな内容になっています。
※もちろん説明書などは入っています。
収納ポーチとかついてもよかったんじゃ…
充電ケース
個人的に気に入っているポイントの一つが高級感のある充電ケースです。
ファブリック素材の触り心地がとてもよく、デザインもシンプルでグッドです。
ケース自体もコンパクトなので荷物としてかさばることはないと思います。
充電とバッテリー
充電規格はType-cケーブルによるものでワイヤレス充電には対応していません。
ケース背面のボタンを押すことでケースのバッテリー残量を確認できます。
緑が70%以上、黄が30~60%、赤が30%以下
バッテリーはイヤホン単体で7時間再生・ケース込み28時間再生と
バッテリーもちはいい部類に入ると思います。
momentum2には手が届かないという方には
同等の高音質を再現したエントリーモデルのCX 400BTがおすすめです。
ゼンハイザー CX 400BT
実機レビュー
ここでは実際にmomentum2を使用してみて気づいたことを紹介します。
購入から3か月程経ってのレビューです。
装着感
前モデルから2mm小さくなったイヤホン本体は耳に入れてからねじるようにすることで
しっかりとフィットさせることができます。
装着感は非常によく、長時間装着しても疲れませんでした。
ただ、イヤホン本体がサラサラしたプラスチック製なので
ケースから取り出す際に落とさないように注意が必要です。
ノイズキャンセリング
momentum2のノイズキャンセリングはかなり優秀だと感じました。
その理由はパッシブとアクティブ二つのノイズキャンセリングが
作動していることにあります。
パッシブノイズキャンセリング(遮音性)とはイヤホンを装着した時に
物理的に耳が密閉されることで周囲の音が聞こえなくなることを意味しており、
アクティブノイズキャンセリングとは電子的にノイズを打ち消す機能のことです。
momentum2は遮音性が高く、装着した時点である程度のノイズは軽減してくれます。
それにアクティブノイズキャンセリングが加わってさらに低音域のノイズを除去してくれる印象です。
アクティブノイズキャンセリングはそこまで強力というわけではなく
あくまで音質に影響が出ないほどのレベルになっているように感じました。
AirPodsProの方がノイキャンは強いです。
外部音取り込み
momentum2に搭載されている外部音取り込み機能はかなり自然に聞こえます。
ただ、少しボリュームが小さめに感じたのと自分の声が若干こもっていました。
この外部音取り込みの性能もAirPodsProやBOSEにあと一歩という印象です。
音質
momentum2の大本命である音質についてです。
音質は最高峰のレベルで間違いないと思います。
まず、一番最初に感じたのが音の解像度の高さです。
今まで使っていたエアポッズプロの音と比べても、より粒の細かい
音のひとつひとつまで表現できており、聴いていて感動するレベルです。
高音域は過度にキンキンとしたものではなく、伸びの良い気持ちのいい高音を響かせています。
ボーカルの声も鮮明で細かな息づかいまで表現できていると思いました。
低音域はしっかりと厚みを感じることができ、躍動感のあるサウンドを奏でています。
また、音楽を聴いていて思ったことが音の定位感が優れているという点です。
楽器やボーカルの声がどの位置からなっているかが分かりやすく、立体的な音作りを感じることができます。
ゼンハイザーの音作りに一度ハマると抜け出せない。
というのがよくわかるような最高音質です。
接続性
最新のクアルコム社製のチップとLDSアンテナを搭載した接続性は非常に安定しています。
街中で使っても途切れが発生することはほとんどありませんでした。
地下鉄などでは使用していませんが、そういった環境では回線が混むのは常なので
どのワイヤレスイヤホンでも一時的な途切れは発生してしまうと思います。
接続性を重要視している方でも納得できる安定性はあるように感じました。
操作性
momentum2はタッチセンサーをタップすることで操作を行うことができます。
センサーの感度は高く、タップ回数に応じて「ピ・ポ・パ」と音で知らせてくれるので
誤操作はかなり少なくなります。
地味にありがたい。
専用アプリ「SmartControl」
momentum2にはイコライザーと操作カスタマイズが可能な専用アプリ
『SmartControl』が用意されています。
ソフトウェアアップデートもこのアプリを通して行われるので
momentum2を購入したら必ずインストールしたほうがいいと思います。
アップデートで音質も向上しています。
イコライザーカスタム
SmartControlで用意されているイコライザーは2タイプあります。
それぞれでプリセットを作ることができるので自分好みにカスタマイズできました。
使ってみた感想としては、トレブル強調で音の明瞭感がアップ
バス強調で低音の厚みがアップと、分かりやすい変化がありました。
イコライザーの精度はかなり高いと思います。
操作カスタマイズ
momentum2単体で行える操作はデフォルトで以下の通りです。
私は右1タップの音声アシスタント起動が要らないと思ったので、上の画像のようなカスタマイズにしています。
イヤホン単体で音量調節までできるのはありがたいです。
こんな人におすすめしたい
こんな人にはmomentum2がとてもおすすめです。
- とにかく一流の音質を求めている
- 完成度の高いイヤホンが欲しい
- カスタムを楽しみたい
間違いなく価格相応の価値はあるというのが正直な感想。
ただし、36,300円と簡単に手が出る価格ではないので
学生の方はもう少しコスパの高いイヤホンを買ってもいいかなと思いました。
コスパの高いイヤホンについての下記の記事で紹介しています。
まとめ:最高音質に浸る
今回はゼンハイザーmomentum2を正直にレビューしました。
結論、momentum2は間違いなく業界トップクラスのワイヤレスイヤホンです。
ただ、かなり値段が高いので購入に勇気が必要なのも事実。
ワイヤレスイヤホンでこんなに高音質を楽しめるんだ。
そんな感動を与えてくれるのが、このmomentum2の最大の魅力だと思います。
ぜひ興味のある方は購入してみてください。
きっとお気に入りの一台になってくれますよ。
今回は以上です。
関連記事:AirPodsProとの比較